こんにちは。紺稀です。今日は僕の『感覚過敏』の話をしたいと思います。
感覚過敏とは
感覚過敏は、『とある音がどうしても耐えられない』『この味や食感が耐えられない』といった、感覚に過敏性があること。発達障害の特性に良くありますが、一般的な人にも多少なりともあるのでは無いでしょうか。
視覚過敏
まずは視覚過敏です。
どんな状態?
僕は眩しさにとても弱く、曇りや雨の日でも外に出ると玄関との光の差で顔をしかめてしまいます。蛍光灯が白い紙に反射するのも眩しいですね、一瞬目がくらみます。
全体的に光が苦手な人もいれば、ある特定の色の光だけが苦手な人もいます。
対処法は?
視覚過敏の対処法としては、サングラスをすることが一番ではないでしょうか。周りの環境を変えることができるなら、眩しいときは明かりを暗めにするなどでも対応できます。外はどうしようもないので、サングラスや日傘を使って光を和らげると良いと思います。
聴覚過敏
次は聴覚過敏です。
どんな状態?
僕は人の話し声が混ざるのが苦手で、必要な音を拾おうと頑張るとすぐに疲れてしまいます。そのため、外出をあまりしたがりません。ウィンドウショッピングは特に苦手なことと言えます。
また、食器とスプーンが擦れる音も苦手です。カレーを食べるときなど、周りの人がキイキイと音を立てるのがとても辛いです。
その他にも、ある特定の音だけが苦手な人や、他の人にとっては小さな音が大きく聞こえる人などもいます。
対処法は?
聴覚過敏の対処法は、ノイズキャンセリングイヤホンやイヤーマフをつける、買い物は人の少ない時間に済ませるなどがあります。ノイズキャンセリングイヤホンは電子音がするそうなので僕は付けませんが、それで外出時の音が軽減されるなら使うのは良い手だと思います。
他の人にできるお願いとして、急に大きな声で呼びかけないでもらう、大きな音がする前に教えてもらうなどもあります。
嗅覚過敏
次に、嗅覚過敏です。
どんな状態?
嗅覚にはタバコの匂いや香水の匂いなど色々あります。僕は特にタバコの匂い、煙の匂いが苦手で、ほんの少しにおうだけで吐きそうになってしまいます。また、調子があまり良くない時はご飯の匂いもダメになってしまうので、食事時には苦労します。香水の匂いも全体的に苦手で、香る人のそばにいるときは息を止める必要があることも。
対処法は?
これに関しては、自分で対処する方法としては「その場から逃げる」くらいしかないような気がします。周囲の人に自分の前ではタバコを吸わないでもらう、香水をつけないでもらうなど、周囲にお願いすることが最も効果的ではないでしょうか。
味覚過敏
続いて味覚過敏です。
どんな状態?
これは人によってかなり違いがあると思います。僕の場合は、特に苦手なのはにんじんの甘いとも苦いとも言えない味です。スパイスの強いものも苦手です。インドカレー屋で出るスープやスパイスの味が感じられるスープカレーなど。だいたいの食べ物は美味しく食べるのですが、挙げたもの以外でもたまに苦手なものがあると外食時には苦労します。
対処法は?
対処法は、その食べ物を避ける、苦手な食べ物として予め伝えておく、くらいではないでしょうか。我慢できる程度なら頑張って食べても良いと思いますが、無理はしないようにしてくださいね。
触覚過敏
最後に触覚過敏です。
どんな状態?
触覚過敏は、服のタグがチクチクする、ハイネックが気になって仕方ない、チクチクする素材があるなどです。僕はたまにチクチクする服の素材があります。また、体全体が過敏で、全身どこを触られてもゾワゾワとくすぐったさを感じます。
肩を叩かれると痛みを感じる人もいるそうです。
対処法は?
服のタグは、上手く切ることができないと余計にチクチクしてしまうので、柔らかい布で丸ごと覆ってアイロンなどでつけると良いです。
急に後ろから肩を叩かないようにお願いする、どうしても触らないといけないときはその前に声で知らせてもらうなどをお願いするのも大切です。
最後に
今回は五感の過敏について書いてみました。もちろん、健常者にも過敏な人はいると思いますし、一概にこれが当てはまるからといって発達障害を疑うというわけではありません。
ですが、発達障害の人はこういった過敏性を持っていることが多いので、もし身近に感覚過敏の人がいるなら少し配慮してもらえると嬉しいです。後ろから肩を叩かれなくなるだけでもかなり違ってくるかと思います。
NHKの朝イチが昨年10月に放送していた発達障害特集の録画をようやく観てこの記事を書きました。一昨年も観たのですが、内容がアップデートされていて面白かったです。
NHKはこういったサイトを作っています。時間があればこちらも見てみてください。

それではまた次の記事で会いましょう。
コメント